GW・奈良、若草山へ・・・

5月4日、家族四人で奈良へ行きました。
車で行く予定だったのですが、あちらこちらから
「奈良公園周辺の渋滞はスゴイ。」
というお話を聞いたので、急遽、電車で行くことに。
長男マメ(小5)も二男タコ(小3)も、滅多に電車に乗ることがないので、公共の場を勉強するいい機会になるかも、との思惑もありました。

JRを乗り継いで2時間半、奈良までは快適でした。
それほど車内は混み合ってなくて、最後の大和路線など、同じ車両にいるのは一組のカップルと鉄道警察のおじさんだけ。
「かーさん、慣性の法則、知ってる?」
静かな車内で、不意にマメがそうたずねてきました。
以前、図書室で読んだ理科のマンガ本に、前に進んでいる電車の中で飛び上がっても、必ず元の位置に着地できる、という実験が書かれていたとのこと。
「今、ぼくもやってみたいんやけど。」
「う~ん・・・そうだね。少しなら、いいかな。」
「やったあ~!」
席から立ち上がって、マメがピョン!
「ぼくもやる!」
すぐにタコもピョン!
「同じところに立ってる~。本に書いてたとおりや。」
「おお、ほんまやなあ。」
全然、意味がわかってないタコも、一緒になって感心しています(^_^;)
最後に、発車や停車の時に感じる揺れも、慣性の法則に関係がある、という話をパパに聞いて納得した頃、電車は奈良へ着きました。

電車を降りてからは、奈良市内を循環しているバスに乗ります。
駅前は道も空いていて、渋滞している様子はありません。
ところが・・・
「循環しているはずのバスが、渋滞で2時間経っても一本も帰ってきていません。奈良公園へは、あちらのバス乗り場からの方が早いです。」
停留所にいたバス会社の方が、大きな声で説明してくれました。
あわててそちらに行くと、もうすでにすごい行列。
着いたバスには人が寿司詰め。私たちもまとめて詰められて、やっとGWのすごさを実感しました(^_^;)
奈良公園を目前にして、やっぱりバスはノロノロ渋滞。
着いた時には、マメタコ兄弟は疲れ果てていました・・・。


そんな疲れを吹き飛ばしてくれたのが、奈良公園の鹿たち。
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公園の緑も、瑞々しかったです。
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春日大社を回ったあとは、待望の若草山へ。
私たちのイメージでは、なだらかな緑の丘に鹿が草を食み、その鹿たちとふれあえる長閑な場所・・・というものでした。
でも、実際は・・・
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恐ろしく急な斜面、そびえる頂上・・・。点々と見えるのは、人です。
「下る時は走らないでください。止まらなくなり、転がり落ちて危険です。」
という放送が響いています。

しかも、ここでの鹿は野生の本性を発揮、人間がよろよろ歩いている急斜面を全力疾走でダッシュ!ツメの威力を見せつけてゆきます・・・。

ところが、急斜面を見上げるマメタコ兄弟の瞳はキラ~ン!
「上まで登るで。」
「おう、行くで、行くで~!」
どんどん、パパも一緒に登って行ってしまいます。
な~ん~で~観光地まできて、体力勝負なことをしなければならないかなあ~?!
下で待ってるからね、と言った私に、頂上に着いた三人がケイタイで、
「景色、最高~!奈良の市街が見渡せるよ~。」
「・・・・・・。」
もともと、じっと待っていられる性分ではない私。
息を切らせて、足をひきずりながら、登りきってしまいました。



でも・・・若草山はもっとキビシイ山でした。
「斜面をこのまま横に歩いて、登山用の階段を登ってゆくと、もっと高い所へ行けるよ。」
山に着いた時、管理人のおじさんが教えてくれた言葉を、マメタコ兄弟はしっかり覚えていて、
「よし、次、行こか。」
まだ息が切れている私をよそに、パパも一緒に歩き始めます。
「ええっ、まだ登るの~?!」

結局、若草山は奥に向かって丘が三段重ねになっていて、一つ登りきるとまた一つ、次の丘が見えてくるという、心臓破りの名所だったのでした(T_T)

日差しは明るいものの、そう強くはなく、涼しい風が芝生の丘を吹き抜けてゆきます。
行き交う人ごと、
「急な斜面ですねえ。」
と笑顔を見せつつ、私の膝は蓄積された乳酸との戦い・・・。
休憩しながら登らないと、もう足が上がらなくて、日頃の運動不足を痛感~~(T_T)
やたらスタミナのある二男タコが、何度も先に登っては下りてきて、
「かーさん、大丈夫?」
軽いフットワークがまぶしかったです・・・。

なんとか二つ目の丘を登りきったところで、パパと私はもう限界。眼下に広がる奈良の街を楽しみながら休憩です。
マメタコ兄弟だけが元気に三つ目へとかけ出して見事登りきり、汗だくになりながら帰ってきました。
「四つ目もあったんやけど、行けなかった・・・。」
と、タコは悔しそう。
「今度来たら、完全制覇や~!」
古都に来てまで燃え上がる子供たち。
奈良への旅・・・イメージしていたのとはまったく違ってしまいました(^_^;)


膝が笑いそうなほど急な斜面を下りきって、若草山を後にした私たちは、いよいよ本日のメインイベント、東大寺・大仏殿へ。
昔々、私が初めてこの巨大な大仏を仰いだのは、長男マメと同じ小5の頃のことでした。
大仏の大きさ、天井の高いこと・・・子供心にも圧倒されて感動して、今でも当時の自分の目線から見た光景が思い出せるほどです。

その感動をマメにも、と思っていたのですが・・・
「へえ~。でっかいな。」
・・・それだけ?!
「上に乗れたらええのにな。公園にあって、遊具みたいに登れたらええのになあ。」
「・・・・・(T_T)」
まあ・・・発想は子供らしくていいかも・・・。

帰ってきてからマメが宿題で書いた作文も、ほとんどが公園の鹿と若草山のことばかりでした。大仏は、
『若草山を下りてから、大仏を見て、かき氷を食べました。』
と、かき氷と同等の扱いでしかありませんでした(^_^;)
はあ~~~。



帰りのバスはやっぱり寿司詰めだったものの、乗り継いだJRは思いのほか空いていて、ゆっくり座ることができました。
去年までは遠出をすると、帰りには「疲れた」を連発して眠ってしまったタコも、今年は余裕。

それより・・・問題は私の体力の低下でした。
化石を掘りに、タガネとハンマーを持って山を歩き回っていた私が、あの程度の芝生の丘に四苦八苦するとは。
「鍛えなおして、次は完全制覇よね。」
密かに決心しているこのごろです・・・!










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