案山子のいる風景

ご無沙汰している間に、朝夕すっかり肌寒くなりました。

みなさまは、お変わりございませんか?


気持ちの良い秋晴れだった昨日、本当に久しぶりに自転車で出かけました。

友人のKさん宅は、由緒のある神社のすぐ近くなのですが、そこまでの道が細くてくねくねしていて、私の運転技術では車のタイヤを落としてしまいそうだったので・・・(>_<)

そういうわけで、片道30分弱の道のりを自転車でゆるゆる。

「あっ、こんなところにも彼岸花が咲いてる~。」

「まだ刈っていない田んぼも結構あるなあ。」

「ああっ、ここの用水路には金魚藻が自生してる!!」

車での移動では気付かなかった風景に目を奪われ、ますます自転車はゆるゆる・・・・。

そんな中、このあたりではもう珍しくなってしまった案山子を見つけました。


●案山子のいる風景●

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最初に通りかかったときには、女の人が田の手入れをしているのだと思ったのですが、なんだかちょっと雰囲気が変。

自転車を降りてあぜ道を歩いていっても、微動だにしない彼女。

・・・・案山子でした(^_^;)

奥に写っている白い頬かむりも、案山子です。


●彼岸花と実りの田●

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金色の田を緋色の彼岸花が縁取る風景を眺めつつ自転車を走らせて、いよいよ神社の前の細い道を曲がったところに、これも案山子と同じくらい珍しくなってしまった、稲架(はさ)を見つけました。


●稲架(はさ)●

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「逆光で、光の加減がむずかしいなあ。」

そう思いながらシャッターをきっていると、

「ええ写真、撮れたかえ?」

大きな白い犬を連れたおじいさんが声をかけてくれました。

「こんにちは。稲架、珍しいですねえ。」

と、私が言うと、

「これはな、しめ縄にする稲なんや。機械にかけてしもたら、しめ縄にはできへんからな。」

「そこのお宮さん(神社)のしめ縄ですか?」

「そうそう。じゃ、ええ写真撮ってよ~。」

おじいさんはそう言って行ってしまいました。



無事、Kさん宅に着いて用を済ませた帰り道、稲架沿いの川にひと群れ彼岸花を見つけました。


●夕暮れの彼岸花●

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写真を撮った後、神社の前を通り抜け、ぽつぽつ建つ民家の間を縫うように走り・・・。

その間にも、日はどんどん暮れてゆきます。

初秋の深い青空が黄みを帯びた色になり、次第に沈んだ朱の色に・・・。

自転車のスピードは不思議で、ジョギングの時とも車に乗っている時とも違う速度。

空が向こうから、ずいずい近づいてくる感覚です。

「なんだか、自転車っていいなあ。これからもっと乗るようにしたいな。」

普段は見過ごしてしまう、身近な秋の風景。

それを再発見できたのは、大きな収穫でした(^_^)


結局、家に帰り着いたのは暗くなってしまってから。

洗濯物の取り入れに、晩ごはんの支度に、目の回るほど忙しい思いをしたのは言うまでもありません・・・(T_T)


    ・彼岸花の陽に透けてゐて亡き父の帰り待ちたくなる夕まぐれ

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この記事へのコメント

2012年10月06日 11:56
見事な彼岸花ですね。私は乏しく咲く彼岸花にやっと会えました。
それも10月になってから、つい最近のことでした。

何回かお邪魔していましたが、コメントできませんでした。
読み逃げの形でごめんなさい~~(*^^)v

藤島さんにコメントしましたら、よろしく…と返事がありました。
今、色々大活躍中ですが、先ほどお父様を亡くされたのですよ。

・百円の餌買わざりしわれらにも鯉は寄り来て口ひらきたり
彼の近作ですが、どこかユーモアがありますね。
私も何度も経験済みなのに、詠めなかったです。(苦笑)
真柴みこと
2012年10月12日 09:52
*S子さま
こちらは田舎なので自転車で田の広がる方を走れば、たくさんの彼岸花をみることができます(^_^)
その分、生活は少し不便なのですけれど・・・。

藤島さんのこと、どうもありがとうございました。
S子さんに教えていただきましたお歌、本当にどれも良い勉強をさせていただきました。
この鯉のお歌もユーモアがあふれています~。
やっぱり・・・天性というものがあるのですね(^_^;)

コメントはお気になさらないでくださいね!
私もずいぶんご無沙汰してしまうことも多いので・・・。
ぼちぼち長くお付き合いいただけるのが嬉しいです~(^_^)
ぐさい
2012年10月16日 02:41
光の使い方が、さすがっ!ですね。

私は、殆ど人物オンリーで、撮影は大概オート…。
ただ、一眼レフを使い始めちゃうと、普通のカメラでは最近物足りなくなってしまい。
あの、歩く歩く…のディズニーランドにまで、悩んだ末、望遠レンズの一眼レフを持参。彼の長い鼻の為にどこの山に行くのかという様な大きなリュックを背負い…。

ところで、ウチの近所には犬を飼っているお家が非常~っに多いのですが、9割が茶色い犬。
中でも大きな白い犬を飼っているのは、間違いなく、その、由緒ある神社の神主さんのお家。

おじいさん……(爆)  その人は、神主さんです。
まあ、見た目がね。白髪のせいか?坊主にしてしまってるしね。
少し前に孫も生まれたので、おじいチャンには間違いないですが(笑)。






真柴みこと
2012年10月29日 14:39
*ぐさいさま
コメントをありがとうございます(^_^)
一眼レフ、思い通りの写真が撮れる分、装備が大層になるのが難ですね。
私は今、山や川へ持って行くための防水防塵コンパクトカメラをさがしています~。

ところで、あのおじいさん・・・神主さんだったのですね(^_^;)
穏やかな、とてもよさそうなひとだなあ、と思ったのですが、道理で・・・。
お孫さんを抱いたお嫁さんも外に出られていたので、間違いないと思います~。