「鈍感(すぎる?)力」

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一昨日、壊れていた一階のトイレのウォシュレットを、やっと新しいものと取り替えてもらいました。
実はウォシュレットが故障したのは、2月。(「壊れたるキカイせつなし春の暮れ」参照)
あれからすぐにカタログをいただいて、販売店に注文していたのですが、
「商品がくるまで少し時間がかかるので、取り付けの日時が決まり次第、また連絡します。」
その電話があって以来ずっと、販売店から音沙汰がなかったのです。

うちは二階にもウォシュレットがあるため、たいして不自由はしません。相変わらずバタバタと日常も忙しく、気にかかりながらも、
「まあ、いいか。」
と、ずっとそのままになっていました。
でも、このごろ友人Yちゃんや弟の家族などが遊びに来てくれる機会があり、
「お客さんが来てくれた時、やっぱりないと困るなあ。」
そう考えて、つい先日、もう一度、販売店に電話をしました。
すると・・・すっかり忘れられていたことが判明(^_^;)
あまりに以前のことなので、電話で対応してくれた事務の女性も、最初は何の話かわからないようでしたが、徐々に
「ええっ、あっ、あの時の・・・申し訳ありませんっ。すぐに担当の者に連絡させますので!」
と、平謝りでした。

自分の「鈍感(すぎる?)力」を感じるのは、こんな時です。相手は一生懸命、謝ってくれているのですが、私は全然、ハラが立っていないので、
「まだわたくし共の方で、購入していただけるのでしょうか。」
と、恐縮した声で尋ねられても、
「あ、はい、そうですが。」
何だか間の抜けた返事をしてしまいます。
今回は完全に販売店のミスなのだから、怒るなり強く苦情を言うなりするべきだと頭ではわかっているのですが、別になんの不自由を感じていたわけでもないし・・・無理に怒るのはムズカシイ・・・。


翌日、取り付けに来てくれたのは、細身でイケメンの若いお兄さん。
「やっぱり、4ヶ月も放っておかれたのだから、一つくらい文句は言うべきかな。」
と、考えていたのですが、
「・・・こんな若い子に言ってもムダかも。」
すっかりその気も失せてしまいました(^_^;)


ところで、来てくれたイケメンのお兄さん、トイレの場所も教えてないのに、さっさと奥へ入っていって、手際よく作業を始めます。
取り付けが終わってからの使用説明やタイマー等の設定もテキパキとして、何だか初対面の人ではないような・・・。
最後に、
「長い間、職場の方を休んでましたので、そのままになってしまって申し訳ありませんでした。」
お兄さんのその言葉で、ハッと思い当たった私。
「あっ、2月にうちのウォシュレット、修理に来てくれた方ですか?!」
「はい。あれから病気で、30キロもやせてしまって・・・。」
「さ、30キロ?!」
「もともと100キロ近く体重がありましたから・・・。」
確かに、故障した時に担当してくれたお兄さんは、大柄でがっしりしたタイプの人でした。
この、か細い人が同一人物だなんて、ちょっと信じられないくらい。
話を聞いてみると、精神的な病気でかなり苦しまれたようでした。
・・・ハラも立っていないのに、文句を言わなくてよかった!!

ウォシュレットは2月にお願いしたのより新型の、ちょっとデザインの凝ったものに変わりました。
たいして不便を感じていないつもりだったけれど、やっぱり一階にあった方が、ずっと便利だということも実感。
あとは、このピカピカをどこまで保っていられるか・・・。お掃除大苦手の私としては、大きなプレッシャーとなっているのでした(^_^;)



冒頭の写真は、春に「紀伊風土記の丘」へ行ったときに撮った、ハニワです(^^)
山の至る所に古墳が点在していて、ハイキングコースになった山道を、古墳を巡りながら登る登る登る・・・・。
若草山以上の、心臓破りな場所でした(T_T)



ところで、渡辺淳一氏の『鈍感力』。買って夫と共に、読みました。
でも・・・二人とも思っていたほど楽しめなくて、少し拍子抜けしてしまったような・・・。
職場での対応や恋人との関係など、さまざまな場面で「鈍感であること」が、どれほど良いかを書き連ねているのですが、どれも深い説得力がありません。
おいしそうなお料理の写真集があって、でも、そのレシピがついていない・・・そんな感じです。

ところが、同じ本を読んだ私の弟は、すごく感銘を受けています!
「この単純さがいいんだよな。深く入られると、ゴチャゴチャしてわかりづらい。こんな場合はこう、と、ハウツー的に示してくれるのがいい。」
そんな読み方もあるんだなあ、と、ちょっと驚き。
本は読む人によって、全然印象がちがうのですね~。

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この記事へのコメント

2007年06月07日 15:36
「鈍感力」読んでみたいと思いながら、まだ読めていません。
(渡辺淳一さんの小説はソコソコ好きな方なのですが)
同じ本でも、人によって感じ方が違うのと同じ様に、「鈍感」になれる時や部分も人によって様々ですよね。
・・・ところで紀伊風土記の丘、運動不足を感じた時に行くと、気持ちいいですよね。自然の中にいると、細かい事をきにしないで、いい意味で「鈍感」になれるような気がします。
シリウス
2007年06月07日 20:47
イケメンのお兄さんに気づかない

鈍感力ではないと思うけど

30キロも痩せたら人の見た目は変わりますよね

私も本、今また読み始めています。
図書館さま様です。
uluru
2007年06月07日 21:35
>無理に怒るのはムズカシイ
逆に私は、怒っているのに我慢するのがムズカシイ。

きょうも、歩道を3人で横並びに歩いているサラリーマン風に、追い越しがてら「ジャマッ」と一言。そのうちに刺されると夫に言われています。

みことさんの「爪のアカ」希望!!!
2007年06月07日 22:26
キャー頼んでから4ヶ月もたつのに~???
セッカチ夫婦の我が家では考えられないわ~。めっちゃ怒ると思う…って言うかその前に1ヶ月の時点で電話してるけどね(笑)
忘れていたなんてわかったらタダじゃ済ませないと思うわ~。
(例えイケメンでも・・・)
ウォシュレットだったからまぁ無くても困らないものだけどトイレそのものだ困るよね~。待てなくて自分で直してしまうかも・・・
それほどセッカチなのよ~私は(爆)
パグ犬あんこのママ
2007年06月08日 09:29
トイレが2つあるから耐えられたのかも。きっと1つだと寒い時期おしりの冷たさが耐え切れなくて、しょっちゅう電話で催促してたかも・・・。そこそこ不便を感じなければ気にならない事って多いです。『鈍感力』今中国で大人気だそうですよ。
真柴みこと
2007年06月08日 15:33
*サンザシさま
「鈍感力」、弟が感動した、というのを聞いて、信じられませんでした~。本当に、人の感じ方ってそれぞれだよね。でも、ベストセラーになっているということは・・・パパや私は少数派かも。
紀伊風土記の丘、万年運動不足の私には、かなり厳しい場所でした(^_^;)
緑を楽しむ余裕がないくらい・・・。もう一度、鍛えなおして行きたいと思っています~。
真柴みこと
2007年06月08日 15:38
*シリウスさま
30キロ痩せると、まるで別人です!髪も茶髪から黒に変わっていたし、全然わからなかったよ~。他人事ながら、職場復帰できてよかったなあ、と、しみじみしてしまいました。
本、私は『大草原の小さな家』(ローラ・インガルス)を読んでいます。もう、すご~~く面白いです!アメリカの銃社会の根源が少しわかってしまう・・・。子供だけが読むにはもったいない本です。
真柴みこと
2007年06月08日 15:48
*uluruさま
マナーの悪いひとには(特に車を運転している時は)私も結構、怒っています(^_^;)危険だし、命にかかわってくるので・・・。
でも、面と向かって言えるなんて、uluruさんはスゴイ!ダンナ様の言葉はちょっと怖いですが・・・。
真柴みこと
2007年06月08日 16:03
*サンタママさま
普通、怒るなり電話するなりしますよね~。それが全然、気にならないので・・・やっぱり、かなりの「鈍感力」でしょうか(^_^;)でも本気で怒ったら、私はかなり過激で怖いらしいです。
トイレそのものが壊れてたら、もう少し早めに電話していたかも。以前、ひどい詰まりがあった時には、即行、対処しました~。
真柴みこと
2007年06月08日 16:09
*パグ犬あんこのママさま
便座にフィットするシートが3組も、なぜか押入れにあって、それを敷いていると冬でもまったく冷たくなかったのです(^_^;)不便を感じないと動かないのは、お客が来ないと掃除をさぼってしまうのと同じかも。

あんこのママさん、しばらくご無沙汰だったので、何かトラブルがあったのかと少し心配していました。お変わりないようでよかったです(^^)
2007年06月08日 22:41
こんばんは。私なら1ヶ月と待てません。まあ、一週間がいいとこで、苦情の電話をバンバンかけてしまうでしょう。そして、この店員さんのような受け答えをきいたら、すかさず、この時とばかりに怒鳴り散らしてしまうはず。(ちょっと性格悪いかな)でも、病気で30kgも痩せてしまえば、まったくの別人に見えたでしょうね。
2007年06月09日 05:43
渡辺さん・・・そんなもんですよ。人間の書く物なんて。所詮一人に一つの人生ですからね。それよりも大切な事って「鈍感力」という言葉の持つ安らぎをイメージできた事だと思いますが・・・こんなもんで許してやってね【笑

みことさんの持つ穏やかさは、とても素敵ですね。
是非見習っていきたいものです。
vivi
2007年06月09日 09:06
私も別に不便を感じていなかったら、忘れられていても気にならないかも。
無理に怒るのも、怒りをコントロールするのも難しいですよね~。
感情ってホント厄介。
ひょっとして、その著者の勧める鈍感力。
みことさんは既にマスターなのでは。
だからあまり感銘を受けなかったのかな?
本に対する受けとり方って、人それぞれですよね。
私は「渡辺淳一」著って書いてあるだけで、読む気0になりますもん。
(ごめんなさい。ファンの方)
でも、こんな状態で読んでも、内容を正しく評価できるはずがない!
個人的にははにわ君のハートの目にメロメロです。
実際に会いに行ってみたいなぁ。
真柴みこと
2007年06月09日 23:02
*あんどうさま
あんどうさんはご自分も、何事もきちんとされている方なのでは、と思います(^^)私は自分自身かなり大雑把なので、あまりハラが立たないのです。病気だったと聞くと気の毒に思えたりして・・・ハッ!私ってお人よしでだまされやすいタイプ?!
やっぱり今回は、少しは怒らなくてはならないケースですよね~(^_^;)
真柴みこと
2007年06月09日 23:10
*あげパンさま
『「鈍感力」という言葉の持つ安らぎ』・・・それは本当にそうですね。今まであまり価値がないと思われてきた「鈍感」なところを長所と捉える発想は素晴らしいと思います(^^)ただ、もう少し話を深いところまで、と感じてしまうのはゼイタクなのかなあ。
ちなみに私には、「敏感力」が足りない気がします・・・(^_^;)
真柴みこと
2007年06月09日 23:26
*viviさま
「鈍感力」、私はかなりマスターしていると思います。弟にも、「お姉ちゃんは自分がそうだから、感動しないんや。」と言われました(^_^;)
そのせいもあるのかもしれませんね~。
渡辺淳一さんの小説は私もちょっと苦手系に入ります。(3冊ほどしか読んでいませんが。)それでも新聞広告のあおり文句が印象に残って、読む気持ちになりました。あげパンさんが書いてくださったように、言葉のイメージの力って、大きいように思います。

ハニワは他にも、帽子をかぶって肩に小鳥をとまらせているものなど、ユニークのが並んでいました(^^)自作のハニワを作る教室も開催されていて、なかなか面白いところです~。
2007年06月13日 15:12
可愛い埴輪が象徴するような心温まるお話。
みことさんてやっぱり素敵な方ですね。
お母様の遺伝子ですか?そしてご主人も~~♪
いつもそう思って読ませていただいています。

私のような我侭人間だったら、この場合如何
対応していたのでしょう?
考えたら、寒くなってきました。
その青年はやくお元気になってくれると良いですね。
真柴みこと
2007年06月13日 18:00
*S子さま
私の鈍感(すぎる)力は、父ゆずりです(^_^;)父もかなり笑えるエピソードが多かった人で、この遺伝子は長男マメにしっかり受け継がれています。
夫はもともと「敏感力」なタイプなのですが、私の呑気が影響したのか、だんだん丸く(?)なってきて、本人は頭をかかえています(^_^;)
でも、やっぱり何でも、ほどほどがいいのかもしれませんね。